
一般的に看護師は給料が高いと言われますが、実際はどうなのでしょうか?
日本看護協会が2019年に調査した「病院看護実態調査」の結果によると2020年新卒看護師の初任給の平均基本給与額は約20万円となっています。
この数字だけ見ると看護師の初任給が特別高いようには感じません。
しかし、実際にはここに資格手当や夜勤手当などが加わります。
諸手当を含んだ平均給与総額は約27万円で、他業種と比較すると看護師の初任給は比較的高い傾向にあります。
学歴によっても大きな差はありませんが、大規模病院や大学病院では学歴によって差が開く場合もあります。
看護師のボーナスは一般企業と同様、夏と冬に支給されるのが一般的です。
1年目の場合、夏のボーナスは入職して日が浅い為、満額支給されることは期待できません。
一方、冬のボーナスは満額支給されることが多いです。
「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、経験年数0年の看護師のボーナス支給額は約8万円となっています。
夏のボーナスは10万円前後ということですね。
経験年数1年~4年では約72万円になるので、1年目の冬のボーナスは半分の約36万円くらいだと考えられます。
ただし、この数字は経験1年~4年の平均です。
ボーナスの金額は経験年数が増えるごとに比例して上がっていくので、1年目の冬のボーナスはもうちょっと少ないと考えたほうが良いでしょう。